サンデー山口

　市・山口商工会議所など主催の「市新入社員歓迎大会」が4月25日、同商議所であった。市内の企業21社に今春入社した社員45人が参加。講演会や名刺交換などを通じて、社会人としての自覚を高め、企業・業種を超えた交流をした。
　最初に渡辺純忠市長が「今の新鮮な気持ちを忘れずに、何事に対しても果敢にチャレンジしてほしい」、続いて同商議所の齋藤宗房会頭は「早く自分の仕事を好きになってもらいたい。小手先でなく、本腰を入れて真剣に取り組むほど、仕事が楽しくなる」と激励の言葉を送った。
　これを受け、新入社員を代表して日本果実工業の河端洋二さん（23）が「誇りと責任、チャレンジ精神を持って仕事に取り組んでいくとともに、周りの人々から頼りにされる社会人となり、日本全体を引っ張っていけるような人材になりたい」と決意表明をした。
　その後、元南陽工高野球部監督で、「炎のストッパー」故・津田恒実投手を育てたことでも知られる坂本昌穂氏（三宅商事顧問）による「社会人としての心構え～やる気がすべて」と題した講演を聴講。野球部監督時代の経験などから、社会人としての心構えを伝えられた。参加者はメモをとりながら、真剣な表情で聞いていた。
　最後は8グループに分かれてのクイズ大会。山口県の観光や市中心商店街にまつわる話題、名刺の渡し方といったビジネスマナーなどから出題され、楽しみながら知識を深めた。