サンデー山口

　7日、大内中（原田孝浩校長）の1年生約240人が、地域学習「Ｄｉｓｃｏｖｅｒ Ｏｕｃｈｉ」に取り組んだ。4月に完成した「大内史跡マップ」（大内まちづくり協議会編）を活用しての、初めての催しだ。
　同マップに掲載されている32史跡のうち、大村益次郎医学記念碑、六地蔵、二義少年の碑、長野八幡宮、妙見社、山根観音堂、氷上古墳、乗福寺、御堀神社、厳島神社、象頭山、桜木神社、志多里八幡宮の13カ所が、「対象史跡」としてピックアップ。42班に分かれた生徒たちは、そのうち10カ所をそれぞれ選択し、独自のルートを組み立てて、史跡巡りとクイズにチャレンジした。
　当日は、「地域」も全面協力。日ごろ非公開の山根観音堂・聖観音菩薩（県指定文化財）と厳島神社・多宝塔（市指定文化財）も特別公開された。
　参加した藤井瑠季菜さんは「初めて見聞きしたことも多く、これまでよりも大内地域に興味が持てました」と笑顔。一方、厳島神社での史跡解説を担当した大内地域交流センターの兼重知己所長は「『自分たちの住む地域を好きになってほしい』との思いでお手伝いした。来年以降も、ぜひ続けていってほしい」と話している。