サンデー山口

07（平19）年10月の郵政民営化により、郵便事業は五つの新会社に振り分けられた後、昨年10月には郵便局の運営会社と郵便事業会社が合併し、日本郵便として再スタートを切った。
　約300人が働く山口中央郵便局の局長として「民間企業であるという意識を強く持つとともに、大切なお手紙や荷物を預かっていることを肝に銘じ、確実にお届けすることを徹底させている」と強調。メールなどの普及により、暑中見舞いや年賀状といった私信の取扱量は年々減っている。「時候のあいさつなど手紙のやり取りは日本の伝統文化。いま一度、手書きの手紙の良さを見つめ直してほしい」
　山口勤務は初。休日は、健康維持も兼ねて自転車で市内を巡る。「何より驚いたのが、一の坂川のホタル。街中であれだけのホタルを見られるとは思ってなかった」

56（昭31）年2月、松江市生まれの57歳。81（昭56）年、当時の郵政省に入省。主に人事、総務、保険の営業などの業務に携わる。前任は、島根県出雲郵便局副局長。4月に山口中央郵便局長に就任。