サンデー山口

　7日に維新百年記念公園陸上競技場で開かれた「第29回全国小学生陸上競技交流大会」（日本陸上競技連盟主催）の県予選大会で、400メートルリレーにおいて山口市陸上競技スポーツ少年団が、男女アベック優勝を果たした。両チームは、8月23日（金）と24日（土）に横浜市で開催される全国大会に県代表として出場する。女子は昨年に続いての連覇で、男子は6年ぶり。男女同時での“全国”は今回が初めてだ。
　県予選で女子チームは頭一つ抜けた存在。決勝では、54秒99という大会記録で優勝を飾った。さらに、予選でも54秒64という好タイムを計測。これは昨年の全国大会ベスト8と肩を並べる水準だ。一方、昨年は小差の2位と涙をのんだ男子は、見事雪辱を果たした。県の春季大会で優勝という実績があったものの、他チームも力をつけてきており実力は伯仲。決勝で2位に下したチームとのタイム差はわずか0・44秒で、少しのバトンミスも許されない中、全国への切符をつかんだ。
　登録メンバーは次の通り。　　　 （敬称略）
　女子＝見寄のぞみ（附属山口小6年）、阿部かおり（同）、湯本知歩（大内南小6年）、原田琴菜（嘉川小6年）、田中美優（大内小6年）▽男子＝大野拓巳（宮野小5年）、松尾伊織（同6年）、原川浩太朗（白石小6年）、松田康平（大内小6年）、堤大輔（同）。
　金子隆明コーチは「寒い時期もきちんと練習を重ねて、思った以上に力をつけてくれた。メンバー全体の底上げにもつながっている。調整を進めて、全国大会でもしっかり力を発揮して欲しい。女子は県記録（54秒22）の塗り替えも期待している」と意気込む。