サンデー山口

今年で創立50周年を迎えるコープやまぐち。「この先も活動を発展させていくためには、これからの5年間で何をするかが課題」と強調。約19万人の組合員を抱え、店舗や宅配といった事業活動は厳しい競争にさらされる中、民間のスーパーなどが撤退した中山間地域における「買い物弱者」への支援などを重点に掲げる。
　過去の印象に残っている仕事として、専務理事の時に手掛けた広域の事業連合を挙げた。中四国9県の生協で、商品の共同開発・仕入れなど、事業の効率化を図った。「食の安心・安全と、安心して暮らしていける社会の実現に向け、高齢者・子育て支援も充実させたい」と力を込める。
　趣味は30年近く続けているゴルフ。今年1月に初孫が生まれたばかり。「里帰り出産だったので、生まれてから2カ月ほど一緒に過ごせた」

54（昭29）年11月、阿東町（当時）生まれの58歳。山口高、松山商科大経済学部卒。77（昭52）年、コープ山口の前身・山口中央生協入り。専務理事を10年務めた後、今年6月から理事長。