サンデー山口

　15日に東京で開催された国体の競泳少年男子Ａ50メートル自由形の決勝で2位に入り、初の表彰台に登り詰めた。インターハイでは23秒41の自己ベストを出したものの、順位は3位。その時に優勝した川崎駿選手（千葉・市船橋高）に競り勝っただけに「高3の夏、最後の試合を良い結果で締めくくることができてうれしい」と喜ぶ。普段は、山田悠介の小説を愛読したり、音楽グループ「湘南乃風」の曲を聴いたりしている普通の高校生。周囲は「いつもは穏やかな雰囲気だが、試合になると一転して表情が変わり、勝負師の顔になる」と、その変貌に驚く。
　高校卒業後は大学へ進学し、競泳を続ける予定。目標は「世界大会でメダルを取ること」。7年後の開催が決まった東京五輪の時は25歳。「まずは代表に選ばれるよう、一歩ずつ成長していきたい」と目を輝かせる。

95（平7）年9月、阿知須生まれの18歳。西京高3年。小3から水泳を始める。得意な泳法はバタフライ。好きな教科は体育。身長178センチ、体重73キロ。