サンデー山口

　11月に開館10周年を迎える市立中央図書館（中園町）できょう5日、記念プロジェクト「動物のいない動物園」が開幕する。図書館全体を“動物園”に見立てて、館内のあちらこちらに“動物”がいる空間を作り出す。11月4日（月・振休）まで。入館無料で、火曜休館。
　会場は、三つの作品で構成される。一つ目は、ラミネート加工された動物の絵を本と本の間に挟み、通路から本棚を見ると動物が飛び出して見えるような展示。二つ目は、8月に55人の親子が動物雑誌の切り抜きなどからしおりを作製。それをこっそり本に挟み込んだ。三つ目は、絵本作家のあべ弘士さんと50人の親子が作った段ボール製のカラフルなキリンやシマウマを児童書コーナーに並べる。本の中や館内の至る所に“動物”が潜んでいるという演出がなされる。
　きょう午前10時半から開園式があり、園長で下関市の児童書専門店「こどもの広場」代表・横山眞佐子さんのトークライブなどがある。
　併せて、11月に開催する「お勧め本の絵手紙展」の作品も募集している。締め切りは23日（水）。問い合わせは、同館（TEL083－901－1040）へ。