サンデー山口

　本年度の「緑のカーテンコンテスト」（環境やまぐち推進会議、山口県など主催）家庭部門の最優秀賞に、大内在住の新谷研志さん（61）が選ばれた。作品にはゴーヤ13株と西洋朝顔10株を使用。自宅1階の軒先に、高さ約2・8メートル、幅11・8メートルの緑のカーテンを完成させた。
　勤務先のマツダ防府工場での取り組みをヒントに、「これなら家でもできる」と11（平23）年から自宅での製作を始め、初年度はゴーヤ10株からスタート。毎年改良を続け、今年はネットを斜めに立てかけた間から緑のカーテンの裏側にも入れるようにした。さらに西洋朝顔も一緒に植えることで、色鮮やかな見た目にもこだわった。
　新谷さんは「大変なのは植えた後の世話。夏には1日に20センチずつ成長するので、家族の協力がなければできなかった」と振り返る。
　「緑のカーテンコンテスト」は、県全体での節電に向けた取り組みの一環で、10（平22）年度にスタート。家庭、事業所、学校の3部門に分かれ、本年度は各市町の審査会を通過した274作品が出展。新谷さんのほか、市内からは三菱電機住環境システムズ山口支店（事業所部門）、宮野小学校（学校部門）がそれぞれ優秀賞を受賞した。入選作品は県のウェブサイトで公開されている。
　また、市のコンテストへの応募作品（50点）は、市のウェブサイトで確認できる。