サンデー山口

　10月20日に茨城県で開かれた第12回「全国高等学校アームレスリング選手権大会」の左腕60キロ以下級で、同学年だけでなく上級生をも相手に優勝。見事に世界大会（来年9月）への出場権を手にした。
　中学時代から興味を抱いていたが、本格的な練習に取り組み始めたのは高校入学後。アームレスリングチーム「山口烈腕会」での実戦練習を週1回、自宅でのトレーニングを週3回続けてきた。初めて臨んだ県内の大会では1回戦負けを喫しており、全国選手権には“経験のため”にと出場した。「まさか優勝できるとは」と快挙を振り返る。
　「決勝は得意戦法の『吊り手』で、一瞬で決めることができた。これからはしっかりパワーも身に付けていき、全国選手権3連覇、世界大会での5位入賞を目指します」と意気込んでいる。

97（平9）年7月、広島市生まれの16歳。小学1年時に吉敷へ転入。得意科目は生物で、部活は中学時代からソフトテニスを続けている。目標はアームレスリング世界チャンピオンの金井義信。