サンデー山口

　ＮＨＫで初の女性アナウンス室長を務めたフリーアナウンサー・山根基世さんが、16日（土）に山口大大学会館で開かれる中国四国心理学会第69回大会で講演する。時間は午後3時から4時半まで（2時半開場）。入場無料で、誰でも聴講できる。事前申し込みも不要。定員150人。
　防府市出身の山根さんは早稲田大卒業後、71（昭46）年にＮＨＫへ入局。主婦や働く女性を対象とした番組、美術や旅、ニュースなど幅広い分野を担当し、05（平17）年からアナウンス室長を務めた。
　07（同19）年の退職後、これまでの経験を生かして子どもたちに正しい日本語を伝えようと、「ことばの杜」を設立。朗読会、読み聞かせ講座、教育教材の開発、指導者への支援など、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいる。さらに最近では、視聴率40％を超えた人気ドラマのナレーションを担当した。
　当日は「もう一度考えたいことばの力」と題し、「ことば」の深みや美しさなどについて実体験を交えながら話す。
　駐車場も用意されている。問い合わせは同大教育学部教育心理学教室内の同大会準備委員会事務局（TEL083－933－5448、chushi13@yamaguchi-u.ac.jp）へ。