2013年12月07日
2015年のNHK大河 「花燃ゆ」って、どんなドラマ?

15(平27)年の大河ドラマに決まった、井上真央主演で吉田松陰の妹・文を描く「花燃ゆ」。観光客の爆発的な増加が期待できるとあって、県内各方面から喜びの声が聞かれる。果たして、どのようなドラマになるのだろうか? NHKの制作発表資料によると―。
まず、企画意図については「明治維新はこの家族から始まった。」と、次のように書かれている。
「明治維新で活躍した志士を育てた吉田松陰。その松陰を育てたのが、杉家の家族たちでした。松陰の実家である杉家は、父母、三男三女、叔父叔母、祖母が一緒に暮らす大家族で、多い時には11人が小さな家に同居していたと言います。そして、杉家のすぐそばにあった松下村塾では、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、品川弥二郎ら多くの若者たちが松陰のもとで学び、日夜議論を戦わせていました。幕末の動乱が激しさを増すなかで、松陰の家族、門弟たちはさまざまな困難に直面していきます。しかし、松陰の教えを胸に抱いて、困難にめげず、志を持って常に前を向いて力強く生きぬきました。『学は人たる所以を学ぶなり』(学問とは、人間とは何かを学ぶものだ)、『志を立ててもって万事の源となす』(志をたてることが、すべての源となる)、『至誠にして動かざるものは未だこれ有らざるなり』(誠を尽くせば動かすことができないものはない)など、松陰が門弟たちに語った言葉は、今も私たちの胸に突き刺さる力を持っています。杉家の四女の文を中心に、ともに困難を乗り越えていった杉家の強い絆と、松陰の志を継いでいった若者たちの青春群像をダイナミックなスケールで描きます」
また、ヒロイン・文については「吉田松陰の妹で、杉家の四女の文は、松下村塾に集った塾生たちにかわいがられ、久坂玄瑞に嫁ぐ。しかし、禁門の変で久坂は自決。夫を失った文は、毛利家に仕え嗣子元昭の守役に抜擢される。幕末の動乱を乗り越え、久坂家を残そうと奮闘。その後、美和子と名を変え、亡き姉の夫であった群馬県令・楫取素彦の妻となる。群馬の産業・教育の近代化に寄与した楫取は男爵となり、美和子は華族の妻として生きていく」と解説。
制作統括の土屋勝裕さんは「松陰の教育の根底には『愛』がありました。松陰が文に残したメッセージは、人を育て、人を動かすのは『愛』の力であるということかもしれません。文の生きる力、愛する力が、元気と勇気を与えてくれる大河ドラマをお届けします」とコメントしている。
このドラマでは、大河史上初めてとなる2人の脚本家、大島里美と宮村優子が起用。クランクインは来年8月の予定で、オンエアは15(平27)年1月から1年間だ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│ニュース