サンデー山口

　1月に東京体育館で開催された「全日本卓球選手権」ジュニア男子シングルスで初優勝。2年前に同大会男子シングルスで王者に輝いた兄・真晴選手に続く快挙だ。「応援してくれた人全員に、心からありがとうと伝えたい」と笑顔を見せる。
　課題だったメンタル面での弱さも、自己啓発本や橋津文彦監督の指導で克服しつつある。次の目標は「世界ジュニア卓球選手権」（11月30日～12月7日、中国・上海）出場。「ムラをなくして良い結果を出していけば、監督推薦でチャンスはある」と闘志を燃やす。
　中学3年の夏に野田学園に転入。山口での生活は3年目だが、生まれ育った地元とよく似ているという。「空気がきれいで、人も優しい。とても住みやすい」。休日は、大好きなアクション映画鑑賞や温泉巡りを楽しんでいる。

96（平8）年7月、茨城県生まれ。野田学園高2年。兄の影響で7歳から卓球を始めた。手足が細く長いことからチームメートからは「モンキー」と呼ばれている。