サンデー山口

　昨年7月28日に発生した大雨災害での水防活動や避難指示・誘導、物資の支援など市消防団の功績が国に認められた。「とてもうれしい。市民が安心して暮らせるよう、さらに努力していきたい」と笑顔を見せる。
　71（昭46）年1月に入団。きっかけは、父・健一さん（故人）の助言だった。「『地域のために尽くすことができる』と勧められた。現場で感謝の言葉をもらうことも多く、やりがいを感じる」。一方で、減少傾向が続く団員の募集も喫緊の課題だ。「災害から市民を守るには若い力が必要。男女を問わず積極的に協力してほしい」と入団を呼びかける。
　趣味は、独学で始めた大正琴。「影を慕いて」などの古賀メロディーを中心とした約40曲をカラオケに合わせて奏でる。「大好きな寿司やワインを味わいながらの演奏。このひとときが楽しい」

39（昭14）年7月、山口市生まれの74歳。98（平10）年4月より同職。山口高、日大では、トロンボーンに熱中した。詩吟の師範でもある。葬祭・運輸事業などを展開する大隅企業グループ会長。