サンデー山口

　国土交通省が18日発表した14（平26）年の公示地価（基準日：1月1日）で、山口市は全国の県庁所在地中、住宅地が17年連続の最下位、商業地は43位だった。
　山口市の「標準地」の平均価格（1平方メートル当たり）は、住宅地（11地点）が3万1500円で、商業地（8地点）が7万9600円。どちらも昨年より下落しており、変動率は前者が2.8％減（県庁所在地中9位）、後者は3.7％減（同9位）だった。下落幅は前年（それぞれ3.9％減、4.8％減）よりも改善した。また、住宅地の平均価格は県内17市町（上関町と阿武町は地点なし）中7位で、商業地は同じく3位だった。
　一方、県の標準値平均価格は、住宅地（181地点）が3万3600円（全国37位）で、商業地（88地点）が6万6200円（同36位）。全国平均（それぞれ10万1700円、39万6300円）と比較すると、後者は4分の1程度。また、変動率は前者がマイナス2.7％（全国11位）で、後者がマイナス4.0％（同7位）だった。
　県内市町別平均価格の最高・最低額は、住宅地が6万7500円（和木町）・1万1300円（美祢市）で、商業地が8万3千円（岩国市）・2万900円（美祢市）。