サンデー山口

　県立大は、10日（木）から順次始まる公開授業（全5講座）の受講生を募集している。同大をはじめ、各界の第一線で活躍する講師陣による内容の深い講義を学生と一緒に聴講できる。受講料は各回500円。各授業の概要は、次の通り。
　【地域学】教育の立場から錦帯橋の木組み技法の伝承に見られる工学的事柄を考察したり、英国・日本の両視点からの幕末史などを学ぶ中で、山口県にゆかりの自然・文化・政治・経済の特性を知り、地域を活性化していく能力を身に付けることを目指す。10日から全10回。
　【環境問題】エネルギーの自給や生態系の維持、戦争による環境破壊など現代社会が抱える問題に触れ、身近な環境問題を解決するための知恵と経験を学ぶ。11日（金）から全15回。
　【医学】生活習慣病やがんといった身近な病気について、県内の病院長や最先端の現場で活躍する専門家による講話を聞き、患者自身が医療を選択して決定する「自己決定権」の確立に役立つ知識を学ぶ。14日（月）から全15回。
　【生命と生活の質特論】生活の質を指すクオリティー・オブ・ライフ（ＱＯＬ）の視点から、生・老・病・死の意味や脳死・安楽死、終末期ケアなどを考える。5月10日（土）から全15回。
　【環境理論特別講義Ⅰ】環境問題にかかわる研究者が、地球環境問題の今とこれからについて語る。5月10日から全3回。
　申し込み・日程などの詳細は、同大附属地域共生センター（TEL083－928－3495、平日午前8時40分～午後5時10分）へ。