サンデー山口

　趣味は政治、と話すほどの「天職」だ。祖父・佐さんは市議会議員と県議会議員を務め、父・颯夫さんも元市議会議員。自身も元衆議院議員・吹田愰氏の秘書時代に、その魅力にとりつかれた。「34人の議員は市民の代表。一人ひとりの声が届く議会にするとともに、行政のチェック機能もしっかり果たしていきたい」と抱負を語る。
　政治信条は「温故知新」。伝統を継承し守りながら、改革にもチャレンジする。「大内文化や明治維新の歴史は、魅力ある県都をつくるパワーになる」と話す。
　「育ててもらった地域の人と積極的にふれあい、意見を吸収する」庶民派を自負。今は、7月20日からの山口祇園祭に心躍らせる毎日だ。
　元役者という異色の経歴の持ち主。「テレビやＤＶＤでの時代劇鑑賞が好き。忙しくて映画館には足を運べませんが」

71（昭46）年5月、大殿生まれの43歳。野田学園高在学中から俳優に憧れ、週末は京都の撮影所で過ごした。東映京都芸能、国会議員秘書などを経て市議会議員に当選。4期目。