サンデー山口

　市は、大内矢田の神田一般廃棄物最終処分場を、15（平27）年3月末で閉鎖することを決めた。新処分場は、嘉川地域に建設中。
　同処分場は91（平3）年に供用を開始した。旧山口市の破砕不燃物が埋め立てられている。当初の使用期限は01（平13）年までだったが、次期処分場の場所がなかなか決まらず、過去3回使用期限が延長されてきた。08（平20）年に不燃物中間処理センターが完成してからは、搬入量も減少している。
　新処分場は、嘉川の高見地区で9月に建設を開始。16（平28）年度中に完成する予定だ。埋め立て容積は2万8千立方メートルで、神田最終処分場（34万1850立方メートル）の10分の1以下だが、住民のリサイクル意識の高まりなどで埋め立て量が減少傾向にあることや構造の違いにより縮小されたという。
　来春の閉鎖後、新しい処分場が完成するまで、これまで同処理場に運ばれていた不燃物は、鍛冶畑不燃物埋め立て処分場（小郡上郷）と阿東一般廃棄物最終処分場（蔵目喜）に分散して埋め立てられる。