サンデー山口

　県は、新たな県政運営の指針となる「元気創出やまぐち！　未来開拓チャレンジプラン」（本年度～17年度）の素案を作成した。内容は、ウェブサイト（http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a11000/pub-comment/）や県庁情報公開センターなどで閲覧でき、それに対する意見を、11月10日（月）まで寄せることができる。
　プラン策定の趣旨は「山口県の目指すべき姿を明らかにし、その実現に向けて取り組む政策、施策を戦略的・計画的に進めていくため」。
　「山口県の今」について、その「自然・環境」「歴史・文化」「地域（交通など）」「産業」の4分野で現状を確認。「人口減少、少子高齢化のさらなる進行は、産業・経済をはじめ、地域社会や県民生活に深刻な影響を及ぼす」「雇用や地域活力を維持する産業の基盤づくりや多発する大規模災害への対応」などを、突破すべき課題だとした。
　その上で、基本目標を「『活力みなぎる山口県』の実現」と設定。五つの「未来開拓戦略」を掲げ、その下に重点的に政策を進める15の「突破プロジェクト」を設けた。「産業活力創造戦略」には①世界に拡がる産業力強化②次世代の産業育成③挑戦する中堅・中小企業応援④元気な農林水産業育成⑤山口の魅力発信・観光力強化の5プロジェクト、「地域活力創造戦略」には⑥暮らしやすいまちづくり推進⑦地域の元気創出⑧ふるさとの自然環境保全の3プロジェクト、「人材活力創造戦略」には⑨子育てしやすい環境づくり推進⑩次代を拓く教育充実⑪みんなが活躍できる地域社会の実現の3プロジェクト、「安心・安全確保戦略」には⑫災害に強い県づくり推進⑬安心の保健・医療・介護充実⑭日々の暮らし安心・安全確保の3プロジェクト、「行財政基盤強化戦略」には⑮持続可能な行財政基盤強化プロジェクトを掲げた。さらにその下に、62の重点施策を並べている。