サンデー山口

　日本は世界有数の「がん大国」で、生涯のうちに男性で2人に1人、女性で3人に1人が、がんにかかる可能性があるといわれている。正しい知識で、家族のがん治療と向き合うために、緩和ケアの最前線で活動する専門家の考え方や、市内で実施されている当事者を“支える取り組み”などが聴ける、第11回「市在宅緩和ケア市民公開講座～支えあう“いのち”」が、14日（日）午後1時半から、吉敷下東の県総合保健会館で開催される。入場無料（事前申し込み不要）。
　看護師として在宅ホスピスケアに20年以上携わっている秋山正子氏が「在宅ケアのはぐくむ力」と題して話す。秋山氏は、東京都東久留米市や新宿区を中心に居宅介護支援や訪問看護事業を展開している。さらに、11（平23）年には「暮らしの保健室」を、同区にある35棟の中高層アパートが並ぶ巨大団地内に開設。高齢化が深刻な住民の健康や介護について相談に応じるとともに地域医療連携に奔走する様子は「市谷のマザー・テレサ」ともいわれている。
　問い合わせは市在宅緩和ケア支援センター（TEL083－921－6510）へ。詳細は本紙4面広告参照のこと。