サンデー山口

▲左：フィールドワークの様子 右：介護実習の様子

　県立大は、本年度の「桜の森アカデミー」の受講生を募集している。大学生と一緒に学びながら、習得した知識や能力を地域の中で活用できる人材の育成を目指す。
　この講座の特長は、「アクティブラーニング」と呼ばれる手法を取っていること。これはグループ学習、実習、フィールドワークの三つを柱に、受講生が主体となって学ぶことができるもので、1コースの定員は30人に絞られる。学生たちと一緒に課題に取り組みながら交流を図ることで、学習効果も高めていく。部分受講も可能だが、今年5月から来年2月までの開講期間中に120～130時間の講座を修了すると、大学公認の「マイスターの認定書」が授与される。
　開講されるのは、①やまぐち学②子育て③在宅ケアの3コース。
　①は、山口の歴史や文化に関する知識を習得し、「おもてなし」の心を伝えられ、地元「やまぐち」を熱く語れる人材を育成。美術館での実習や山口のアート、外国語、観光などの講座がある。
　②は、「子育ち・親育ち」をテーマに、子どもとの遊び方や心の健康維持など、暮らしに役立つスキルを学ぶ。絵本の読み聞かせ、子どもの病気や食育などの講座が並ぶ。託児サービスあり。
　③は、在宅介護に関する基本的な知識と技術が習得でき、所定のコースをすべて履修すると、法令に基づく証明書が交付される。介護職の役割や職業倫理に関する座学、介護実習などがある。
　受講料は各2万5千円。申し込みは、17日（金）まで。問い合わせは、事務局（TEL083－928－1175、月～金の午前9時から午後5時まで）へ。

10・11日 受講説明会

　開講に先立ち、受講説明会が10日（金）と11日（土）の2日間、県政資料館内の桜の森アカデミーセミナー室で開かれる。両日とも、①②が午前10時から11時まで、③が午後1時から2時まで。事前の申し込みは不要で、参加無料。