サンデー山口

　第20回目という節目を迎えた今年の中原中也賞は、2月に岡本啓の「グラフィティ」（思潮社刊）が受賞詩集に選ばれた。同賞の贈呈式および記念企画が、29日（水・祝）に湯田温泉のユウベルホテル松政で開催される。入場無料だが定員あり（当日先着順）。
　贈呈式は、午後4時から4時半まで執り行われる。休憩（記者会見）をはさみ午後5時から6時半まで、記念企画「中原中也賞の20年－受賞詩人による記念シンポジウム」。メーンパネリストに和合亮一（第4回受賞者）と三角みづ紀（同10回）を迎え、司会は佐々木幹郎氏（同賞選考委員、中原中也の会会長）が務める。ゲストには、宋敏鎬（同3回）、蜂飼耳 （同5回）、日和聡子（同7回）、神泉薫（同8回）、 水無田気流（同11回）、文月悠光（同15会）、 暁方ミセイ（同17回）、細田傳造（同18回）、大崎清夏（同19回）、岡本啓の各氏が参加。かつてない、豪華なトークが繰り広げられそうだ。
　問い合わせは、市文化政策課（TEL083－934－2717）へ。
　また、同日0時半から3時半まで、中原中也記念館前庭では「中原中也生誕祭 空の下の朗読会」がある。2時半まで「自由参加の朗読」（参加希望者は正午から受け付け）。続いて、男女2人組アーティスト「サンタラ」によるコンサートがある。この日は、中也記念館にも無料で入場できる。