サンデー山口

　4月17日から30日までの2週間、第3子の出産による育児休業を取得した。「3人目ともなると、妻は上の子の面倒も見ながらの育児となるので大変だろうと考えた。上司の村岡（嗣政）知事や部下の理解も、取得を後押ししてくれた」と強調する。
　育休中は食事の準備や幼稚園の送り迎え、洗濯や買い物などの家事に没頭。「子どもと触れ合う時間が増えて、絆が深まったし、妻が忙しい時に何を手伝ってあげればいいかが分かるようになった」と話す。
　県庁の男性職員の育休取得率は極めて低い。「職場内に育休を受け入れる環境をもっと整えなければならない。自分の取得が、ほかの職員の後押しになれば」と期待する。
　趣味は旅行と登山。「子どもたちがもう少し大きくなったら一緒に行きたい」と笑顔を見せる。

72（昭47）年6月、静岡県生まれの42歳。95（平7）年に東大法学部を卒業後、旧自治省に入省。10（平22）年に山口県観光交流局長に就任。現在は総務部長。7歳、3歳、0歳の娘の父。