サンデー山口

　大規模災害発生時の帰宅困難者に、自家発電設備があるドコモ山口ビルを開放する。毛布や非常食、飲料水も提供。きっかけは東日本大震災だった。「避難場所を求めて集まってきた住民に現地のビルを開放。その助け合いの精神が全国に広がった」
　災害が発生すると、瞬時に電話が集中し、つながりにくくなる。「災害用伝言ダイヤルなどを活用してもらいながら、処理能力の向上など通信事業者としての責務を果たしたい」と話す。緊急時には、屋上の〝傘〟を広げ、通常の約10倍のエリアをカバーできるようにするという。
　休みの日には片道7～9キロを走る。秋吉台やきららドームで開催されたハーフマラソンにも挑戦。健康維持と、運動後の楽しみのためだ。「ビールが断然うまくなる。地酒が加われば疲れも吹き飛びます」

64（昭39）年7月、岩国市生まれ。山口大工学部を卒業後、87（昭62）年4月にＮＴＴ入社。ＮＴＴドコモ設立と同時に転籍した。13（平25）年2月より現職で、妻と一男二女を広島に残し、単身赴任中。