サンデー山口

　年間に約2千～3千人が訪れる徳地の「森林セラピー基地」。その知識を身につけたガイド役「森の案内人」になれる養成講座が開講される。
　徳地のセラピー基地は、滑国有林から長者ヶ原一帯の約3700ヘクタール。中国地方で最も早い06（平18）年4月に、林野庁などから認定された。
　「案内人」は、来訪者の依頼に応じて基地を一緒に散策し、案内と「森林」「健康増進」「郷土史」等の説明をする。さらに、毎月の自然観察やトレッキングの会を企画したり、広報紙の編集作業に携わったり、鳥の巣箱やベンチを整備したりと、その活動は多岐にわたる。現在、20代から80代までの約80人が在籍している。
　全7回の養成講座は、21日、7月26日、8月30日、9月20日、10月11日、11月22日、12月6日のいずれも日曜日に開かれる。時間は午前9時から午後4時までで、講義と実習で構成。受講料は3千円。申し込み・問い合わせ先の市森林活用・セラピー担当（TEL0835－52－1122）は「森林に親しむ、喧騒を離れて自然の中に身を置くということは、いわばある種のぜいたく。そのフィールドを舞台に、来訪者との交流なり、ご自身の好きな活動なりを、ともに楽しんでみませんか」と参加を呼びかけている。締め切りは15日（月）で、定員は20人。