2015年06月20日
27日 見学会と「新しいものづくり」を考える会 今月米屋町に開設「ファブラボ山口ベータ」

▲「KOUSA」山口光氏製作
3Dプリンターなどのデジタル工作機械を備え、誰もが自由な発想でものづくりに参加できる市民工房「ファブラボ」。米国が発祥で、今では50カ国・200カ所以上に開設。そこからは続々と、新しい商品やビジネスチャンスが生まれている。そのファブラボが、2、3月の試験オープンを経て、今月市内にも開設された。名称は「ファブラボ山口ベータ」で、「レーザーカッター」「3Dプリンター」「デジタルミシン」「ペーパーカッター」「モデラ」といったデジタル工作機械がそろう。
「ファブラボ山口ベータ」の場所は、米屋町商店街のみずほ銀行山口支店向かい。27日(土)午前11時から午後2時まで、同工房の見学会が催され、時間内は自由に見学できる。
さらに見学会終了後には、地方からの「新しいものづくり」について考える会「アイデアを世界に発信! デジタル工作機械と新たなマッチングが広げるものづくりの可能性」が、同工房で開催される。参加は無料で、定員は30人(先着順)。
第1部(午後2時から3時)は、プロダクトデザイナーで県立大国際文化学部准教授の山口光さんが、「『地方発のものづくり』におけるデジタル工作機械の可能性について」講演。世界的なデザインの祭典「ミラノサローネ」への出展作品を通じた異業種連携や、デジタル工作機械の可能性について聞ける。
第2部(午後3時から4時)は、YCAM教育普及チームによる「ヤマグチ・ミニ・メーカー・フェア2015について」。9月19日(土)から20日(日)にかけての開催が決定した、DIYの国際的祭典の実施意義や、参加する楽しさがわかる。
第3部(午後4時15分から6時)は、デジタル工作機械を使ったものづくりを実践した市民によるプレゼンと、参加者同士の意見交換等がされる交流会だ。
申し込み・問い合わせ先は、主催の市交流産業企画室(TEL083-934-2928)。締め切りは24日(水)。
なお、ファブラボ山口ベータは、来年3月までの期間限定開設。オープンするのは、月曜の午前9時から午後0時半まで、金曜・日曜の午前11時から午後6時まで、毎月第1火曜の午後5時半から9時まで。基本的な操作を身につけるための入門講座なども開かれる予定。問い合わせは、市から業務委託を受けたアワセルブス(TEL083-902-5501)へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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