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2015年07月11日

札の辻・21

 尾張名古屋は城で持つの夏空に、大相撲の櫓太鼓が鳴りひびく名古屋場所が明日からはじまる。
 新番付で期待の大関に昇進した新鋭照ノ富士の迫力ある相撲に期待のかかる場所でもある。
 ところで山口県出身の郷土力士豊響は人生の門出たる婚約が成立した。伴侶を得て一徹の直線相撲に幅のある新しい相撲人生に魅力を存分に発揮して欲しい。年末の九州場所前には下関で巡業場所も開かれるという。
 足の負傷から幕内下位にまで番付を落としている遠藤は負傷の回復状態が気になるところ、豊響と同じく幕内上位で健闘して欲しい。
 新番付では里山、千代大龍、時天空、鏡桜の再入幕組に加えて英乃海、青狼の新入幕も目立つ。
 番付の上位陣は相変わらずモンゴル勢が占める。白鵬、鶴竜、日馬富士の三横綱をはじめ、照ノ富士、逸ノ城と3役陣にも顔ぶれの充実。
 稀勢の里、琴奨菊、豪栄道の日本人大関陣はいまひとつ迫力にかけて土俵ぎわでのツメの甘さがいつも気になる。
 3役クラスでは栃煌山が関脇で8勝したが妙義龍は7勝にとどまり小結となっている。
 大相撲は国技と呼ばれ、精神、技量、体力を鍛え抜く姿が多くの人々に親しまれてきた。国技たる伝統美、様を伝えるものと評価される。しかしモンゴル、ロシア、エジプト、中国と国際化もしている。(鱧)


Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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