サンデー山口

　ことし30周年を迎えるエフエム山口。開局時から、営業、制作、編成と、さまざまな現場を経験してきた。プロパー社員の社長就任は、同社初だ。「初めての放送は、本当に聞こえるか社屋から飛び出して、わざわざカーラジオで確認した。その時の感動は、今でも忘れられない」と、開局当時を振り返る。
　公明正大で、正確な情報の発信は継続しながら、「さらに県民の皆様に寄り添い、染み入るような情報・音楽を届けていきたい」と抱負を語る。
　休日は、市内を歩いて散策することが多い。路地に入り、普段と視点を変えて写真を撮影する。そのためのカメラは、常に胸に忍ばせている。　
　趣味は、ジャズ鑑賞。米女性歌手、ヘレン・メリルのアルバムがお気に入り。スピーカーやアンプなどを、その曲のために調整したほど。

59（昭34）年11月、旧徳山市生まれの55歳。機械と音楽に囲まれた環境が落ち着くと、中学で放送部に所属。日大芸術学部放送学科を卒業後、85（昭60）年8月、開局前のエフエム山口に入社。黄金町在住。座右の銘は「矜持を持つ」。