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2015年08月07日

50年にわたる夫婦の相聞句集 上野燎・さち子「山口にて」

50年にわたる夫婦の相聞句集 上野燎・さち子「山口にて」

 青春、子育ての日々、そして別れ…。ともに俳人の夫婦、上野燎(本名:五郎)さんと故・上野さち子さんの共著「相聞句集 山口にて」(四六判、1852円+税)が、文學の森(TEL092-739-8194)から出版された。
 さち子さん(1925~2001)は、元山口女子大(現県立大)教授。主に女性俳句の研究を行い、自身も俳人として活躍。県文化功労賞を受章し、やまぐち文学回廊構想推進協議会において「やまぐちの文学者」にも選ばれている。燎さんは、27(昭2)年生まれ。東大工学部卒。25歳で早世した川口重美に兄事、沢木欣一に師事。句集に「望郷」(07年、文學の森)などがある。
 本書には、52(昭27)年から05(平17)年までの2人の句を「螢の橋」「娘二人」「それぞれに」「煮凝り」「停年」「別れ」「そののち」と章立て、時系列に沿って掲載。燎さんは、あとがきで「生涯の妻であり、恋人で、同志で、論敵ですらあった、さち子のことを書きたい」と次のように回顧する。
 「毎月句会をしていたところに、原田さち子が出席した。私たち二人は互いの句を認め合い、また人間として尊敬の念を抱いた。やがて婚約したが、その直後、さち子は肺結核を宣告され、一年近く入院(中略)やがて彼女は復職し、結婚できた。私は山口大学助手、さち子は山口女子短期大学助教授になっていた。大学在学中、川口重美に兄事し、その道にのめり込んだのが私の俳句人生の始まりだが、さち子との結婚がその人生の継続となった」
 また、65(昭40)年の発足に2人が参加した「すばる俳句会」についても触れている。同会は今年で50周年を迎え、7月には市内で記念大会も開かれた。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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