サンデー山口

▲自販機を囲む清木さん、渡邊さん、國弘さん、ビバックス・深野さん（左から）

　（公社）県防犯連合会（大手町2、TEL083－925－0542）は10日、市内で初となる「犯罪防止支援自動販売機」を、赤妻町の昭和建設および同社所有地3カ所に設置した。
　同会は「安全で安心な住みよい地域社会の実現」を目指し活動している県警の関連団体。活動費は、会費と寄付金とでまかなわれているが、十分とはいえない。そこで、さらなる活動費を捻出するために、ビバックス（広島市）と共同してこの自販機を「開発」した。防犯カラーの緑に「みんなでつくろう　安心やまぐち!!」とラッピングされており、売上金の5パーセントが同会に寄付される仕組みだ。
　「湯田セフティネットワーク」の活動を会長として14年間継続中で、13（平25）年には「安全・安心まちづくり関係功労者」内閣総理大臣賞も受賞した昭和建設の渡邊彰久社長は「設置された自販機を見るだけで、犯罪防止に役立っているという実感がわく。これからも、地域のために活動していきたい」と話す。
　一方、同会の清木専務理事は「設置させていただき、ありがたいの一言。今後も、防犯活動への理解を広げていきたい」、県警山口署の國弘寿文生活安全課長は「犯罪防止活動は、地域の協力があってこそ。より一層連携体制を整えていき、山口を犯罪のない街にしていきたい」という。