サンデー山口

　世界のジェラート職人が腕を競う「ジェラートワールドツアー」東アジア代表戦ファィナル（東京、9月4日～6日）で夫・智之さんと2人で審査員特別賞を受賞。群を抜いた味のバランスがプロの心をとらえた。「自分たちの作品の全国レベルが知りたかった。試食で意見をくれた店のスタッフにも感謝したい」と笑顔を見せる。
　「ものづくりには夢がある」。その原点は両親だ。本格的にジェラートづくりに取り組み始めたのは2～3年前。受賞作はオリーブオイルをベースに、レモンライムを効かせローズマリーを隠し味に加えた。「素材の味を追究していく楽しさが好き。今後は地元食材も積極的に使っていきたい」と意欲を見せる。
　休日は、家族ときらら浜自然観察公園などで過ごす。自然環境の中、「仕事から離れ、頭をリセットする」という。

76（昭51）年3月、広島市生まれ。高陽高卒業後、大阪の製菓専門学校で学ぶ。広島の洋菓子店、両親が営む製パン店に勤務した後、結婚を機に山口へ。06（平18）年10月に夫・智之さんと「ロワゾブルー」をオープンした。4歳の男の子の母親。