サンデー山口

　地元・宮野での作陶生活が30周年を迎えた萩焼作家・大和努さん（50）の個展が、21日（水）から26日（月）まで、山口井筒屋（中市町、TEL083－902－1111）で開かれる。
　市内で大和さんの作品が披露されるのは、2010（平成22）年に同店で開かれた個展以来、5年ぶり。その2年前には、中心商店街での催しにおいて、人気華道家・假屋崎省吾氏が同氏作の花器に花を生けるというコラボレーションが、市民から大きな注目を集めた。会場には、花入、陶額、茶わん、香炉、ぐいのみなどの新作が並ぶ。
　地元での久々の個展を前に「自然からインスピレーションを受けて自分が感じる『美』を表現したいとの思い、長い歴史を持つ萩焼の技術を磨いて現代の生活に即したものを作りたいとの気持ち、どちらもある。ぜひ作品を見ていただき、叱咤激励してほしい」と、大和さんは話している。