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2015年10月31日

11月7日 定期公演とアメリカ公演報告会 山口鷺流狂言保存会

11月7日 定期公演とアメリカ公演報告会 山口鷺流狂言保存会
▲100年ぶり、米国で鷺流狂言

 昨年10月、結成60周年記念公演を野田神社能楽堂で実施した山口鷺流狂言保存会(TEL083-920-4111)の定期公演が、11月7日(土)午後2時から開催される。会場は、県教育会館(大手町2)で、入場は無料。定員は500人(当日先着順)。
 演目・出演者は、「墨塗り」(福嶋久嘉、米本太郎、森脇亮)、「しびり」(新保秀子、池田幸枝)、「舎弟」(新保綱基、米本文明、岡村薫)、「鬼瓦」(升井洋至、山崎純治)、「千鳥」(米本太郎、米本次郎、土村廣隆)の5曲。
 また、同日午前10時からは、樹下明紀(同会会長)、稲田秀雄(同顧問)、米本文明(県指定無形文化財技術保持者)の3人による「海を渡った鷺流狂言~アメリカ公演について」と題された報告会もある。今年2月に同会初の海外公演、鷺流狂言としては100年ぶりとなる米国公演を、ケンタッキー州ダンビル市のセンター大で開催した時の報告がされる。定員は120人(当日先着順)。
 江戸時代、家元制度を取っていた狂言には、大蔵流、和泉流、鷺流の3流派があった。しかしながら、幕府瓦解のあおりを受け、鷺流だけが途絶えてしまった。
 山口に現在伝わる鷺流狂言は、長州藩お抱え狂言方・春日庄作が始祖。彼は、分家・鷺伝右衛門派に学び、江戸時代末期に活躍。明治になり厚狭郡(現宇部市)で農業に従事していたが、1886(明治19)年、野田神社の上棟式で神事能に招かれ、狂言方として出演した。それが縁で、山口・本圀寺(道場門前)に移り、趣味として習いにきた人々に狂言を教えるように。これが、現在の山口鷺流狂言の始まりだ。町の人々が相互に稽古をつける「伝習会」によって、鷺流は受け継がれていった。
 ところが、大正期には春日の直弟子もいなくなり、急速に衰微。それを憂えた有志は、1954(昭和29)年に「山口鷺流狂言保存会」を結成した。1967(昭和42)年には県指定無形文化財の第1号に指定され、現在は小林栄治氏と米本文明氏が県指定無形文化財技術保持者となり、約20人の後継者を育成している。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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