サンデー山口

　昨年12月の山口市教育委員会で選出された。3年連続となる就任に、「責任の重大さに気を引き締め、新たな気持ちで臨んでいきたい。教育振興基本計画に基づき、着実に成果を出していく」と意気込みを語る。
　特に「『教育を受けるなら山口で』と思ってもらえるように力を尽くしたい」と話す。具体的には、教育環境を整えることでの教職員の質の向上。豊かな人間関係を育むための山口県独自の体験学習法ＡＦＰＹの推進。ＩＣＴ（情報通信技術）を利用した高水準な教育環境作り。地域の特色を取り入れたコミュニティースクールの教育力向上などを例に挙げた。
　「自身を大切に思えるように、子どもたちには『志』を立ててほしい。また担任は、生徒がどこかで主人公になれる場をつくってあげてほしい」と、自らの経験や思いも込めて呼びかける。

1946（昭和21）年、周南市生まれの69歳。愛媛大卒後、山大附属小で1988（昭和63）年まで教諭として勤務。以降、小郡小など山口県内の小学校で教頭・校長を歴任。現在は山口県教育会で専務理事兼事務局長を務める。離島を電動自転車で巡るのが最近の趣味。