サンデー山口

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実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　リリー・フランキーが「障害や性のタブーをテーマに選びながらユーモアもある。障害のある人は聖人視されがちだが、基本的な欲求はみな同じだときちんと描いている。女性の性欲求を甘酸っぱくチャーミングに表現しているのも、すごく珍しいし、新しい」と評している映画「マルガリータで乾杯を！」（2014年、印）が、19日（土）に山口県教育会館（山口市大手町2）で上映される。
　インド出身の若手女性監督、ショナリ・ボースがメガホンを取った感動作。障害のあるヒロインが、進学、恋愛、親離れにチャレンジする姿を生き生きと描いた母と娘の成長物語だ。2014年トロント国際映画祭最優秀アジア映画賞など、各賞を受賞。繊細な演技でヒロインを演じるのは、インドで生まれ育ったフランス人女優、カルキ・コーチリン。難しい題材を繊細に演じ切り、本作で第17回タリン・ブラックナイト賞を受賞した。
　主人公・ライラは、生まれつき障害があるが、前向きな明るさとチャレンジ精神、好奇心を持つ大学生。米国の大学に編入できるように計らってくれた母と一緒にニューヨークへ乗り込んだ彼女は、刺激的な毎日に夢中になるが…。
　上映時間は、午前10時半、午後2時、7時からの3回。前売り券（電話予約可）は1500円で、同館などで購入できる。当日券は1800円。申し込み・問い合わせは、主催の西京シネクラブ（TEL083-928-2688）へ。