サンデー山口

▲常栄寺と雪舟庭

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　4月29日（金・祝）、常栄寺（今井宏泉住職）で春季法要が営まれる。檀信徒に加え、「雪舟の庭を守る会」会員も参加できる。
　まず、午前9時半から「大般若祈祷」が毘沙門堂で行われる。これは、「大般若経」全600巻を、大勢の僧侶が盛大に転読（略して読む方法）する法要だ。
　続いて、10時半から本堂での「開講式」。中国南宋代の臨済宗僧・無門慧開が編んだ禅宗の代表的書「無門関」を読む。
　11時半からは、「満散総供養」が本堂で。広く先祖の供養をしてもらえる。また、古いお札や茶せん、筆等の護摩焚き上げもある。
　市民団体「雪舟の庭を守る会」（末永汎本会長）は、同寺にある山口市の貴重な文化遺産・雪舟庭を後世に伝えていくことを目的に、昨年7月に発足。既に会員は300人を超え、約300万円の支援資金が集まっている。
　同会の会費（2年間）は、事業所が一口1万円、個人が同じく5千円。会員には、5千円ごとに1枚の会員証が送られ、会員証持参者は期間中何回でも、無料で同庭を拝観できる（通常は1回300円）。入会等の問い合わせは、事務局の同寺（山口市宮野下、TEL083-922-2272）へ。