2016年06月18日
6月23日 手紙で読み解く人間関係 山大で無料講演会「一筆啓上」
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
「手紙というコミュニケーションの範囲を概念的に限定したうえで、それによって人間の行動がいかに形づけられているかを考えてみたい。カッシーラーの象徴論などに触発されて、中世・近世・近代を経て形成・変遷してきた日本の書札礼に現れる記号体系を分析し、人間行動を広く決めつけがちな要素・傾向を事例的に浮き彫りにする」
国際日本文化研究センターのマルクス・リュッターマン准教授による講演「一筆啓上~縁・間隔・断絶・交際の記号学を考える」が、6月23日(木)午後4時10分から6時ごろまで開かれる。同氏は、日本の中世や近世の史料を翻訳・分析し、人間行動を理論的・比較文化的に考察。講演では、さまざまな時代に書かれた手紙の外形を読み解き、「書札礼」(宛名や差出人の書き方、紙の折り方や余白の配置法などを含む手紙の作法)に注目しながら、各時代の人間関係のあり方について探る。
主催は、山口大人文学部異文化交流研究施設。31回目を迎える学術講演会で、会場は同大吉田キャンパス共通教育棟15番教室。教職員や学生のみならず、広く一般市民の聴講を呼びかけている。入場は無料で、事前申し込みも不要。問い合わせは、同施設の松田泰代さん(TEL083-933-5227)、もしくは宮原一成さん(TEL083-933-5281)へ。
同施設は、1997(平成9)年に人文学部内組織として創設。異文化について「交流の実施」と「研究」という二つの目的を掲げ、それぞれの部門で交流活動・奨励、調査研究、刊行物の発行、講演会の開催などを続けている。
「手紙というコミュニケーションの範囲を概念的に限定したうえで、それによって人間の行動がいかに形づけられているかを考えてみたい。カッシーラーの象徴論などに触発されて、中世・近世・近代を経て形成・変遷してきた日本の書札礼に現れる記号体系を分析し、人間行動を広く決めつけがちな要素・傾向を事例的に浮き彫りにする」
国際日本文化研究センターのマルクス・リュッターマン准教授による講演「一筆啓上~縁・間隔・断絶・交際の記号学を考える」が、6月23日(木)午後4時10分から6時ごろまで開かれる。同氏は、日本の中世や近世の史料を翻訳・分析し、人間行動を理論的・比較文化的に考察。講演では、さまざまな時代に書かれた手紙の外形を読み解き、「書札礼」(宛名や差出人の書き方、紙の折り方や余白の配置法などを含む手紙の作法)に注目しながら、各時代の人間関係のあり方について探る。
主催は、山口大人文学部異文化交流研究施設。31回目を迎える学術講演会で、会場は同大吉田キャンパス共通教育棟15番教室。教職員や学生のみならず、広く一般市民の聴講を呼びかけている。入場は無料で、事前申し込みも不要。問い合わせは、同施設の松田泰代さん(TEL083-933-5227)、もしくは宮原一成さん(TEL083-933-5281)へ。
同施設は、1997(平成9)年に人文学部内組織として創設。異文化について「交流の実施」と「研究」という二つの目的を掲げ、それぞれの部門で交流活動・奨励、調査研究、刊行物の発行、講演会の開催などを続けている。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│ニュース