サンデー山口

▲アントニオ・メンデス（指揮）


▲パブロ・ヴィレガス（ギター）

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　アランフェス、カルメン、ボレロ…。スペインの情熱的な音楽を、同国随一のオーケストラによって堪能できる「スペイン国立管弦楽団山口公演」が、7月31日（日）午後5時から、山口市民会館（山口市中央2）で開かれる。
　同楽団は、スペインの内戦が終結した後、1942年に戦前のマドリッド市内のオーケストラを再編して設立。専属の合唱団を持つ、スペイン有数の交響楽団だ。歴代の指揮者には、アタウルフォ･アルヘンタ、ラファエル･フリューベック・デ･ブルゴス、アントニ･ロス＝マルバ、ヘスス･ロペス＝コボス、アルド･チェッカートらがおり、14年からはダヴィット・アフカムが首席指揮者を務めている。
　26年ぶりの来日公演となる今回は、マジョルカ島パルマ出身で、ヨーロッパや米国で広く活躍するアントニオ・メンデスを指揮に迎える。また、ギターは世界30カ国以上の国で演奏活動をし「スペインの文化大使」と称されるパブロ・ヴィレガス、ピアノは近年スペインの音楽シーンの中で最も重要なピアニストの一人と評価されているジュディット・ハウレギが担当する。
　楽曲は、最も知られたギター協奏曲のひとつ「アランフェス協奏曲」（ホアキン・ロドリーゴ）、ビゼーの歌劇「カルメン」より「三角帽子」組曲第1番・第2番（ファリャ）、ラヴェルの「ボレロ」など。期待の若手を加えた総勢100人のオーケストラによって、官能と情熱に溢れた作品が演奏される。
　前売り券は、Ｓ席7千円、Ａ席6千円（全席指定、学生は半額）で、同館、ＹＣＡＭ、山口井筒屋、三好屋レコード店、セブンイレブン、ローソン等で購入できる。当日券は、各500円高。託児サービス（1人500円から、7月24日までに要予約）も受けられる。問い合わせは、同館（TEL083-923-1000）へ。