2016年08月03日
8月6・7日 今年は週末に開催 山口七夕ちょうちんまつり

▲昨年新調されたちょうちんツリー
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
紅の炎で山口市の夏の夜を染め上げる「山口七夕ちょうちんまつり」が、8月6日(土)と7日(日)、山口市中心部で開かれる。“静”(紅ちょうちんが作り出す幻想的な炎のトンネル)と“動”(勇壮な山笠、みこし、よさこい)とで彩られるこの催しは、秋田の「竿灯」、青森の「ねぶた」と並ぶ「日本三大火祭り」の一つにも数えられている。もともとは、大内氏26代盛見が、父・弘世の冥福を祈るため笹竹の高灯籠に火をともしたのが、いつしか庶民の間に広まったと伝えられており、約600年もの歴史がある。交通規制や駐車場などは、公式ウェブサイト(http://y-chouchin.jp/)を参照のこと。
6・7日
長い竹ざおに1本当たり40個の紅ちょうちんを飾りつけ、午後6時半に一斉点灯。中心商店街(西門前、道場門前、米屋町、中市、駅通り、新町、大市〈6日のみ〉)、一の坂川交通交流広場(中河原町)、一の坂川沿い(御局橋~千歳橋)に、炎のトンネルが誕生する。灯入れは一つ一つ手作業で、地域の人たちの「伝統行事を守り、伝えていこう」との強い気持ちに支えられている。アーケード内でろうそくに火がともされるのは、全国的にも非常に珍しいことだ。
一の坂川交通交流広場では、山口商工会議所青年部が、「世界に一つだけのちょうちん」を作る子ども向けワークショップを開催する(詳細は下の広告を参照)。また、ご当地キャラの「ぶちまろ」「ちょるる」も登場し、オリジナルうまい棒やうちわを無料配布する。
レストコーナーは、青年部が同広場に設置。隣接する亀山公園ふれあい広場にも、約20店舗が並ぶ。
6日
亀山公園ふれあい広場の特設ステージでは「yab舞楽祭」が、波田陽区をゲストに迎えて7時から9時半まで開催。チェロ、サルサ、和太鼓の演奏が披露される。
「山口十境詩」に彩られた提灯山笠と、約150個のちょうちんで飾られた提灯御輿3基の巡行は、8時から約1時間。県道204号線とパークロードを練り歩く。
昨年新調された「ちょうちんツリー」も一の坂川交通交流広場に設置。また、大殿地域では、大内氏に由来する築山神社と八坂神社(山口市上竪小路)を中心に、大路小路界隈に約1200個の紅ちょうちんが灯る。山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)では、縁日や和楽コンサートが8時半まで楽しめる。
一方、湯田温泉街でも祭りは開催(6時半~9時半)。湯の町通りと中也通りにちょうちん笹飾り、錦川通りには人の背丈ほどのミニちょうちんツリーが40基設置。後者には、さまざまな願いを書いて短冊に飾り付けることができる。
7日
午後4時から、亀山公園ふれあい広場やパークロードなどを舞台に「DANCE WAVE MINAKOIのんた」が開催。約40のよさこいチームが勇壮に演舞する。
縦14.5メートル、横38メートルのすだれちょうちんは、パークロードに登場。前日に巡行を終えた提灯山笠も、同所に展示される。また、ミニちょうちんツリーも一の坂川交通交流広場にお目見えする。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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