2016年09月02日
9月10日・11日 人気児童書が岡田利規によって初舞台化 舞台「わかったさんのクッキー」

▲児童書「わかったさんのクッキー」

▲舞台「わかったさんのクッキー」の一場面
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
“おいしいおかしいおしばい”「わかったさんのクッキー」が、9月10日(土)と11日(日)にYCAMスタジオA(山口市中園町7)で上演される。
クリーニング屋のわかったさんが不思議な出来事に巻き込まれ、それを解決するためにお菓子のレシピを教わるという、寺村輝夫原作の人気児童書シリーズ。その第1作「わかったさんのクッキー」(1987年)が、岡田利規によって初めて舞台化された。
岡田は、独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が「ゼロ年代の代表」として高く評価されている演劇カンパニー「チェルフィッチュ」を主宰。8月には、俳優でダンサーの森山未來との共作パフォーマンスも作り上げた。また、デビュー小説集で大江健三郎賞を受賞するなど、小説家としても注目を集めている。
さらに、舞台美術は現代美術家の金氏徹平が、劇中歌はシンガーソングライターの前野健太が手掛けた。キャストには椎橋綾那、古屋隆太、山崎ルキノ、笠木泉、佐々木幸子が名を連ねている。
岡田は「『わかったさんのクッキー』を舞台化したいというのは、僕の提案です。奔放な想像力で自由自在に展開するこの不思議なお話をぜひとも『おいしいおかしいおしばい』にしてみたい、というのは、この原作にふとしたはずみではじめてふれたときにすでに浮かんだアイデアです。魔法を使うにはうってつけの、楽しいお話だとおもったからです」と、作品に対する思いを語っている。
上演時間は、9月10日が午前11時と午後4時から、11日は午前11時と午後3時から。チケットは、主催の山口市文化振興財団チケットインフォメーション(YCAM内、TEL083-920-6111)で購入できる。料金は、大人3千円、子ども1千円、ペア券(大人1人+子ども1人)3500円。全席自由で、3歳以下は入場不可。
また、この舞台が一層楽しめるワークショップも、事前にYCAMで開催される。あす3日は、同書の挿絵を描いた永井郁子さんが来山。午前10時15分から11時まで「読み聞かせライブ」(スタジオC、無料)が、午後1時から4時まで「絵本作りワークショップ」(多目的室、山口市立中央図書館〈TEL083-901-1040〉に要申し込み・無料)が開かれる。8日(木)は、岡田利規による「演劇ワークショップ」(楽屋7・8、要申し込み・無料)が、午後5時から8時まである。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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