2017年01月28日
生活習慣病を予防するには 定期健診と生活改善で
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2015(平成27)年に発表された厚生労働省の人口動態統計調査によると、死因の52.6%を「三大生活習慣病」が占めており(がん28.7%、心臓病15.2%、脳卒中8.7%)、日本人の約半数が、こうした病気によって亡くなっていると推計される。しかしながら、2013(平成25)年の国民生活基準調査によると、過去1年間でのがん検診受診率(40~69歳)は、最も多い肺がん検診で男性47.5%、女性37.4%と、5割に届かないのが現状であり、「早期発見・早期治療」への意識は低い。
2月は「全国生活習慣病予防月間」。生活習慣病への認識を今一度深めるとともに、生活習慣の改善による予防と、定期的な健康診断の受診を心掛けたい。

生活習慣病とは?
生活習慣病は、食生活や運動・睡眠不足、喫煙、ストレスなどの生活習慣と、家庭・社会環境におけるさまざまな因子の積み重ねによって引き起こされる病気の総称。具体的には、糖尿病、高脂血症、高血圧、骨粗しょう症などが挙げられ、中でも死亡率の高いがん、心臓病、脳卒中は「三大生活習慣病」と呼ばれている。
また、内臓脂肪型肥満を要因とする「メタボリックシンドローム」は、高血糖、脂質異常、高血圧のうち二つ以上が当てはまった状態のこと。放置しておくと動脈硬化が進み、心臓病や脳卒中など、命にかかわる病気の危険性を高めてしまうので、注意が必要だ。
予防するには?
内臓脂肪を減少させることは、生活習慣病の発症リスク軽減につながる。
まずは運動する習慣を身に付けよう。掃除や洗濯などの家事、徒歩での通勤・通学も運動になる。
次に食生活を見直そう。脂っこいものや甘いものの食べ過ぎには注意。3食を規則正しく、よくかんで味わう。それが大食い防止や脂肪燃焼の効率アップにつながる。
禁煙も重要だ。喫煙は動脈硬化や高血圧を招く危険因子。吸う本人はもちろんのこと、煙を吸い込む周囲の人にも悪影響を及ぼす。
そして定期的に健康診断を受けよう。血糖値や血圧などの数値を知り、その変化に応じて生活習慣を改善していこう。

生活習慣病は、以前「成人病」と言われていたように、30代~40代で急増。しかし近年では発症年齢が低下し、若者や子どもにもその兆候が見られるようになってきた。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気付かぬうちに自分の体が病気にむしばまれていたということもありうる。「自分はまだ大丈夫」「病院に行くのが面倒だ」などと、何かと健康診断を後回しにしている人は特に要注意だ。
初期の段階で発見できれば、生活習慣の見直しや適切な薬物治療により、進行を食い止めたり改善したりすることができる。早期発見のために、定期的な健診を受けることが最善策と言えよう。
2015(平成27)年に発表された厚生労働省の人口動態統計調査によると、死因の52.6%を「三大生活習慣病」が占めており(がん28.7%、心臓病15.2%、脳卒中8.7%)、日本人の約半数が、こうした病気によって亡くなっていると推計される。しかしながら、2013(平成25)年の国民生活基準調査によると、過去1年間でのがん検診受診率(40~69歳)は、最も多い肺がん検診で男性47.5%、女性37.4%と、5割に届かないのが現状であり、「早期発見・早期治療」への意識は低い。
2月は「全国生活習慣病予防月間」。生活習慣病への認識を今一度深めるとともに、生活習慣の改善による予防と、定期的な健康診断の受診を心掛けたい。

生活習慣病とは?
生活習慣病は、食生活や運動・睡眠不足、喫煙、ストレスなどの生活習慣と、家庭・社会環境におけるさまざまな因子の積み重ねによって引き起こされる病気の総称。具体的には、糖尿病、高脂血症、高血圧、骨粗しょう症などが挙げられ、中でも死亡率の高いがん、心臓病、脳卒中は「三大生活習慣病」と呼ばれている。
また、内臓脂肪型肥満を要因とする「メタボリックシンドローム」は、高血糖、脂質異常、高血圧のうち二つ以上が当てはまった状態のこと。放置しておくと動脈硬化が進み、心臓病や脳卒中など、命にかかわる病気の危険性を高めてしまうので、注意が必要だ。
予防するには?
内臓脂肪を減少させることは、生活習慣病の発症リスク軽減につながる。
まずは運動する習慣を身に付けよう。掃除や洗濯などの家事、徒歩での通勤・通学も運動になる。
次に食生活を見直そう。脂っこいものや甘いものの食べ過ぎには注意。3食を規則正しく、よくかんで味わう。それが大食い防止や脂肪燃焼の効率アップにつながる。
禁煙も重要だ。喫煙は動脈硬化や高血圧を招く危険因子。吸う本人はもちろんのこと、煙を吸い込む周囲の人にも悪影響を及ぼす。
そして定期的に健康診断を受けよう。血糖値や血圧などの数値を知り、その変化に応じて生活習慣を改善していこう。

生活習慣病は、以前「成人病」と言われていたように、30代~40代で急増。しかし近年では発症年齢が低下し、若者や子どもにもその兆候が見られるようになってきた。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気付かぬうちに自分の体が病気にむしばまれていたということもありうる。「自分はまだ大丈夫」「病院に行くのが面倒だ」などと、何かと健康診断を後回しにしている人は特に要注意だ。
初期の段階で発見できれば、生活習慣の見直しや適切な薬物治療により、進行を食い止めたり改善したりすることができる。早期発見のために、定期的な健診を受けることが最善策と言えよう。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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