サンデー山口

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

完成というもののない盆栽は
手間と時間をかけて育てる「財産」です。

　鉢の中に自然の一部を表現する盆栽。約40年前に一目ぼれして以来ハマっている吉岡陽介さん（70代男性）に、その魅力を聞きました。

　もともと庭の手入れなどは好きでしたが、27歳の時に見た盆栽に一目ぼれしました。自然の一部を鉢の中で表現できるのが魅力で、現在は友人などから譲り受けたものも合わせて150鉢を育てています。
　針金かけ、植え替え、水やりなど手間と時間が必要ですが、鉢の中で育て上げ、自然とはまた違った力強く華やかな成長を見せる盆栽は大きな「財産」です。手入れの仕方で幹の形が変化するなど、「完成形」がない点も魅力の一つ。展示会で人に見てもらえるのも楽しみです。
　この時期は根が張るので、水やりの後はひたすら鉢替えや手入れをしています。