サンデー山口

▲ワインカップは特許を取得

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　山口萩焼作家・大和猛さん（54）の地元・山口での初個展が、7月19日（水）から25日（火）まで、山口井筒屋で開催される。
　作陶生活30周年を迎えた大和さん。2013（平成25）年には「スヌーピー×日本の匠展」に「萩焼代表」として出品。2015（平成27）年には、細いステムのワイングラスを模した酒杯を、一体成形で制作する特許も取得した。本展では、そのワインカップを中心に、花器やぐいのみ、陶額など約80点が展示される。
　大和さんは「地元の皆様へ感謝の気持ちも込めて、30年間の成長をぜひご覧いただけたら」と来場を呼び掛けている。
　大和猛さんは、山口県指定無形文化財萩焼保持者・大和保男さんの長男。名古屋芸術大美術学部を卒業後、保男窯で作陶生活を開始した。日本伝統工芸展、茶の湯の造形展など、入賞経験も多数。