サンデー山口

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　5月20日、山口市観光ボランティアガイドの会長に就任。昔から歴史を学ぶことが好きで71歳で入会。活動は今年で8年目となる。「異なる職種の一線で活躍してきた人が集まるので、さまざまな意見をまとめていく面白さがある。役職にこだわることなく、新しい風を吹かせたい」と意気込む。
　同会には、現在約80人が所属。世界中から集まる観光客に対して、史実を忠実に伝えるよう努めている。自身は、これまでの経験を生かし「なぜ五重塔が倒れないか」など理論的に案内もしてきた。報酬がないからこそ一期一会のご縁を大切にしているそうで、今後は知識を持つ観光客に対して、それを上回る案内のできる人を増やしたい意向だ。
　「若いころはよく湯田に飲みに出かけた。今も熱かんで晩酌するのが楽しみ」と笑顔。

1939（昭和14）年3月、福岡県生まれの78歳。山大工学部を卒業後、山口県庁で河川関係の技術吏員として定年まで奉職。約15のダム工事に携わった。退庁後は、県公社や民間企業に71歳まで勤める。