サンデー山口

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　中原中也記念館の中原豊館長による講演会「生誕110年・中原中也の可能性」が、26日（土）午後3時から4時まで、山口大大学会館（山口市吉田）で開かれる。聴講は無料で、事前申し込みも不要。
　中也の詩「帰郷」を材料に、その背景にある故郷・山口とのかかわりや、新しい「読み」の可能性について、解説がされる。
　中原さんは、1958（昭和33）年下関市生まれ。山口大文理学部（現人文学部）卒業後、九大大学院修士課程修了。鹿児島女子短大、長崎大教育学部などで勤務し、2003（平成15）年から中也記念館副館長、2009（平成21）年4月に館長に着任した。中也を中心にした日本近代詩や、夏目漱石、芥川龍之介らの近代小説を研究。著書に佐藤泰正編「中原中也を読む（笠間書院）」（共署）などがある。詩誌「あるるかん」同人。
　講演会を主催する鴻文会（TEL083-928-4527）は、同大人文学部、旧文理学部文学科、大学院人文科学研究科などから構成される同窓会組織。1981（昭和56）年に結成された。