サンデー山口

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　今年4月、編集長を経て「文芸山口」の代表に就任。「歴史ある同人誌を終わらせることがないように活動を続けたい」と意気込みを語る。
　創刊60周年を迎え、今月9日に防府市出身の芥川賞作家・高樹のぶ子さんの記念講演会と、地元同人作家ら6人を交えたパネル討議を実施した。「地域からの文芸発信について語り合い、文字で何かを表現したい気持ちはプロもアマチュアも同じと再認識できた。より多くに存在を知ってもらい、自己発信の場として提供していきたい」
　同会には20代から90代まで県内外の40人が所属。一人一人の個性を大切にし、引き続き編集も手掛ける。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」。なお、記念事業では同誌掲載作品を原作にした映画「お骨の鉢植え」の自主製作、文芸山口大賞公募、特集号制作にも取り組んでいる。　

1943（昭和18）年6月、旧玖珂郡（現岩国市）生まれ。1966（昭和41）年、山口大文理学部国文科卒。在学中より「文芸山口」に小説を寄せる。2男1女が巣立ち、現在は宮野で夫と二人暮らし。趣味の海外旅行では、これまで50カ国以上を訪問。