サンデー山口

▲熱唱する亀渕友香（昨年）

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　日本初のクリスマスミサ（1552＝天文21年）が、ここ山口で執り行われたとの史実を、地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、日本のクリスマスは山口から（以下日クリ）実行委員会（岡部達矢委員長）は「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。12月の市内では、趣旨に賛同する諸団体による、60近くの催しや取り組みが行われる。
　初日の12月1日（金）には、①クリスマス市セレモニーと②クリスマス市祝賀祭が開催される。
　①は、午後6時からサビエル記念聖堂（山口市亀山町4）で。日本初のミサで歌われたと記録されるグレゴリオ聖歌が、同聖堂のパイプオルガンと3組のプロミュージシャン、ＶＯＪＡ-ｔｅｎｓｉｏｎ、ル・ヴェルヴェッツ、アンリミテッドトーンによって奏でられる。そして「クリスマス市」の始まりを祝福するとともに、2009（平成21）年から毎年「日クリ」に華を添えてきたゴスペル界のビッグママこと亀渕友香（本年10月22日逝去）の追悼も。参加は無料で、山口市歴史民俗資料館駐車場が臨時駐車場になる。
　今年で2回目を迎える②は、午後7時から。「クリスマス市」初日を、ディナーと上質な音楽とで「市を上げてお祝い」しようという催しで、会場も毎年「移動」。昨年のホテル松政から、今年はホテルかめ福（山口市湯田温泉4）になる。①に出演する3組と、東京女声合唱団が美しい歌声を響かせる。さらに、初披露が亀渕だった日クリのテーマ曲「きずな」の作詞家・湯川れい子も登壇し、楽曲に込めた「思い」を語る。チケットは1万5千円で、購入は同ホテル（TEL083-922-7000）で。
　問い合わせは、同実行委員会事務局（山口商工会議所内、TEL083-925-2300）へ。