2018年02月14日
2月20日はアレルギーの日 身近な専門医に相談を
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2月20日は「アレルギーの日」。人間の体には、体内に入り込んだ異物から身を守るために、抗体を作ってさらなる侵入に対抗しようとする防御機能(免疫反応)が備わっている。通常、抗体は保護的に作用するが、ときに体にとって不利に作用し障害を引き起こす場合がある。これがアレルギーだ。2011(平成23)年のリウマチ・アレルギー対策委員会報告書には「我が国全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患している」と示されている。花粉の飛散も本格化するシーズンを前にアレルギーについての基礎知識を押さえ、何らかの症状が出たら専門医に相談しよう。
花粉症
スギやヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど60種類以上もの植物の花粉が原因となり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血の症状が出る。山口県医師会では、今年の県内の花粉飛散量は、ヒノキは平年値をやや上回り、スギは観察木の着花率からは平年をやや下回ると予測している。ただし、スギは、シーズンに反映するといわれる秋の花粉捕集数が多いことや観察木による着花率の差が大きいことから、飛散数が予測以上になる可能性があるとして、注意を呼びかけている。
ぜんそく
気管支に炎症が起きることで空気の通り道が狭くなり、呼吸が困難になる。発症原因は数多くあるが、室内のダニやカビ、ペットの毛などによるアレルギー反応が主な原因とされる。ほかにも風邪などによる呼吸器感染症、たばこの煙、ストレス、気象の変化、PM2.5など、さまざまな刺激がぜんそく発作の引き金になる。
アトピー性皮膚炎
皮膚にかゆみのある湿しんや炎症、肌の乾燥などが慢性的に現れる状態。顔や首、ひじやひざ裏に発生しやすいとされる。乳児期に始まり、一度治まっても再発するケースもあるという。原因は、ハウスダストやダニ、花粉といった環境的要因と、遺伝による体質的な要因とがある。
アレルギー性結膜炎
目は、アレルギー症状が現れやすい場所とされ、特に結膜は外気とじかに接しており、抗原が入りやすい。目そのものや、まぶたとその周辺がかゆくなり、ごろごろとした異物感がある場合は、黒目に傷が付くこともある。重症化すると痛みを感じたり、視力が低下したりするケースもある。
食物アレルギー
卵、牛乳、小麦など、特定の食物が原因でアレルギー反応を起こすことがある。症状は、じんましんやかゆみなどの皮膚疾患をはじめ、せきや呼吸困難、おう吐など多岐にわたる。重症の場合、アナフィラキシーショックを起こし、死に至るケースもある。また、2016(平成28)年に刊行された「食物アレルギー診察ガイドライン」では、子どもの食物アレルギーについて「正しい診断に基づいた必要最小限の食物除去」を更に積極的に推し進め「原因食品を可能な限り摂取させるにはどうすればよいか」と改訂されている。アレルギーの程度は人によって違うため、自己診断は行わず、専門医に相談して摂取可能な範囲を正確に知る必要がある。
アレルギーの日とは?
1966(昭和41)年2月20日、免疫学者石坂公成・照子夫妻がアレルギーを起こす原因となる「IgE抗体」発見を米国のアレルギー学会で発表した。この日にちなんで1995(平成7)年に日本アレルギー協会により制定された。
2月20日は「アレルギーの日」。人間の体には、体内に入り込んだ異物から身を守るために、抗体を作ってさらなる侵入に対抗しようとする防御機能(免疫反応)が備わっている。通常、抗体は保護的に作用するが、ときに体にとって不利に作用し障害を引き起こす場合がある。これがアレルギーだ。2011(平成23)年のリウマチ・アレルギー対策委員会報告書には「我が国全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患している」と示されている。花粉の飛散も本格化するシーズンを前にアレルギーについての基礎知識を押さえ、何らかの症状が出たら専門医に相談しよう。
花粉症
スギやヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど60種類以上もの植物の花粉が原因となり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血の症状が出る。山口県医師会では、今年の県内の花粉飛散量は、ヒノキは平年値をやや上回り、スギは観察木の着花率からは平年をやや下回ると予測している。ただし、スギは、シーズンに反映するといわれる秋の花粉捕集数が多いことや観察木による着花率の差が大きいことから、飛散数が予測以上になる可能性があるとして、注意を呼びかけている。
ぜんそく
気管支に炎症が起きることで空気の通り道が狭くなり、呼吸が困難になる。発症原因は数多くあるが、室内のダニやカビ、ペットの毛などによるアレルギー反応が主な原因とされる。ほかにも風邪などによる呼吸器感染症、たばこの煙、ストレス、気象の変化、PM2.5など、さまざまな刺激がぜんそく発作の引き金になる。
アトピー性皮膚炎
皮膚にかゆみのある湿しんや炎症、肌の乾燥などが慢性的に現れる状態。顔や首、ひじやひざ裏に発生しやすいとされる。乳児期に始まり、一度治まっても再発するケースもあるという。原因は、ハウスダストやダニ、花粉といった環境的要因と、遺伝による体質的な要因とがある。
アレルギー性結膜炎
目は、アレルギー症状が現れやすい場所とされ、特に結膜は外気とじかに接しており、抗原が入りやすい。目そのものや、まぶたとその周辺がかゆくなり、ごろごろとした異物感がある場合は、黒目に傷が付くこともある。重症化すると痛みを感じたり、視力が低下したりするケースもある。
食物アレルギー
卵、牛乳、小麦など、特定の食物が原因でアレルギー反応を起こすことがある。症状は、じんましんやかゆみなどの皮膚疾患をはじめ、せきや呼吸困難、おう吐など多岐にわたる。重症の場合、アナフィラキシーショックを起こし、死に至るケースもある。また、2016(平成28)年に刊行された「食物アレルギー診察ガイドライン」では、子どもの食物アレルギーについて「正しい診断に基づいた必要最小限の食物除去」を更に積極的に推し進め「原因食品を可能な限り摂取させるにはどうすればよいか」と改訂されている。アレルギーの程度は人によって違うため、自己診断は行わず、専門医に相談して摂取可能な範囲を正確に知る必要がある。
アレルギーの日とは?
1966(昭和41)年2月20日、免疫学者石坂公成・照子夫妻がアレルギーを起こす原因となる「IgE抗体」発見を米国のアレルギー学会で発表した。この日にちなんで1995(平成7)年に日本アレルギー協会により制定された。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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