サンデー山口

▲河野会頭と受賞3社の代表（左から）

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　山口商工会議所の第172回通常議員総会が3月26日、議員140人中140人が出席（内93人は委任状）し、ホテルニュータナカで開かれた。
　総会に先立ち、昨年12月から2月にかけて「健康経営トライアル事業」に参加した事業所中、活動量の多かった原田屋、片岡計測器サービス、DERESIの3社などが表彰された。
　また、総会に際して河野康志会頭は「地元の有効求人倍率は1.5倍を超えた。大手企業の求人数も増える中、中小企業からは『採用できない』との悲鳴も聞かれるが、長い目で見たら、キャパが増えることで良い方に向かうはず」とあいさつした。
　「基本方針」には、今後の会議所事業のキーワードを「連携」とすることが明記された。山口市と宇部市を中心とする7市町が県央連携都市圏域を形成したように、近隣の商工会議所、商工会、観光協会等との事業連携を強化していく。2018（平成30）年度の基本施策は、①中小企業・小規模事業者支援②交流人口増加③定住人口増加④商工会議所の基盤強化が掲げられた。予算規模は、全体で約5億6900万円だ。
　さらに、3月末で退任する上野省一さんの後任として、大田正之さん（現市総務部長）を次期専務理事に選任。異動による柴﨑達也さんから古海尚文さん（アクサ生命保険山口支社長）への常議員変更も諮られた。
　すべての議案は全会一致で承認。総会後には渡辺純忠市長、伊藤和貴副市長、重見秀和市議会議長、地元県議らも出席しての交流会も開かれた。