サンデー山口

▲自然に囲まれた「翠山の湯」

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　山水園（山口市緑町4、TEL083-922-0560）は、きょう9月1日から30日（日）までを「敬老月間」として、施設内にある源泉100％の温泉「翠山の湯」への入浴における特別サービスを実施する。
　期間中、70歳以上の人とその同伴者は、すべて入浴料金が800円になる（通常一般1600円、70歳以上1300円）。これは「お年寄りを大切にしたい」との中野愛子社長の思いから、2003（平成15）年に始められたサービス。70歳以上の人がグループ内に一人でもいれば、全員が800円で入浴できる。営業時間は、午前10時から午後10時（入場9時）まで。9月25日（火）は定休日。
　中野社長は「山水園では、温度の異なる3本の源泉をミックスさせることで、加水も加熱もせずに適温にしている。この機会にぜひゆっくり入りにきてもらいたい」と呼びかけている。
　山水園は、大正期に別荘として建てられ、1936（昭和11）年に旅館として開業した。数寄屋師・笛吹嘉一郎氏による増改築などを重ねた建物群は国登録有形文化財に登録。池泉庭園、枯山水、露地の3様式が連なる約1万坪の庭園は登録記念物に選ばれている。
　なお、9月24日（月・振休）には池泉庭園で「観月会」が開かれる（予約制）。