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2003年04月25日

詩8



心を静めるために 近ごろ癒やされたいという人が多い。「癒やす」とは、”病気・苦しみ・飢えなどをなおす”と辞書にはある。戦争や不況、絶滅種の増加、幼児虐待等々嫌なことが多く、そのことで心や身体の苦しみを感じる人は少なくないだろう。みんな楽になりたい。癒やされたい。
 私は皆さんを癒やしてあげることができない。私ができることは、地球の各地で果敢にボランティア活動に励んでいる人たちに、ささやかなカンパを届けることくらいしかできない。
 私は私を癒やすこともできない。自分自身の心をコントロールできない。何か心騒ぐことがおこるとすぐに身体が反応し、じんましんが頭の先から足の指までできる。それらは赤く腫れ、私を苦しめる。私はそこから脱出するために、心を静めるために歌を大声で読む。

 この村で枯るる他なしいぼむしり  佃 藤尾

”いぼむしり”とはカマキリ。苦笑し納得する。

 手を休め心を休めひとときを無心になりてまた立ち上がる     長沢美津

作者は、96歳。私も立ち上がれそうな気がする。

 石の家にぼろんとごつんと冬がきて     高屋窓秋

”ぼろん””ごつん”はすごい表現だ。ぼろん、ごつんと言っているうちに心は華やかになっていく。

 春浅き大堰(おほね)の水に漕ぎ出だし三人称にて未来を語る    栗木京子

未来は誰にでもある。

 母といふ鎧を脱ぐや遠花火   茂木 泉

ゆっくりやりましょう。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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